2009年4月22日水曜日

第2回議事録

日時:2009年4月21日(火)15:00-19:50
場所:桑沢デザイン研究所 会議室
出席:
(造形)粟野、糸長、小野、折原、清水、鈴木、松田、三澤、
(上智)日置、吉越、秋山、椙田、山口

■会議室のデスクの置き方について
「プロクセミクス(人と人との距離感)について考えてみよう」
会議の前に、会議をする上で最適なデスクの置き方をみんなで考えて並び替えを行いました。
当初は会議室全体を囲むようにロの字型で固定されていました。

とりあえず学生みんなで考え、移動した結果がこのお見合い型の配置。


ところが、これは真正面から見た人間とは距離感が近くなったとはいえ
斜めの人間とは距離が一番遠く感じられ、ディスカッションには不向き。


粟野先生のご指導のもと、次に配置したのは「ロの字型縮小ver.」
これなら真正面、真横、斜めの人間からも一定の距離感を保つことができます。
お互いの顔が真正面、横から見ることができるので会議に参加しやすくなりますね!
また、このディスカッションでさまざまな配置の提案があがりました


コの字型、三角型、V字・・などなど。
このデスク配置の移動を通して、
プロクセミクスとスペースはデザインできるということがわかりました。

■自己紹介+プレゼンテーション
お互い初の顔合わせということで上智のみなさんから自己紹介と特技の発表、
造形のみなさんからは作品をプレゼンテーションする形で自己紹介を行いました。

■21世紀型の情報とは?(日置さんのお話より)
・「世紀」とは数年たってから終わる。
・ミレニアムが過ぎたからといって20世紀が終わったとは限らない。
・19世紀→数年が経ち、「王政」が終わった=19世紀の終了=20世紀の始まり
・つまり、21世紀はこれから始まる

■68年〜70年の歴史の話
・68年代は変わり目の年。
オーソライズ【authorize】されることが目的とされた文学、新劇(ムーブメント)
・ベビーブーム世代、スチューデントパワー(学生運動)
・経験主義の文学が出現
・ビートルズ、ストーンズの人気
・ベトナム戦争、アメリカングラフィティ
・ドイツの東西分裂、フランスの植民地戦争
・若者は戦争の存在によって、価値観がねじれる
・苦しい現実から逃れるためドラッグが流行る
・70年になると、完全に一体感が消える(スピルバーグetc)
・インテリジェンス(知性)を最大の価値として見ている70年代

【デザイン方面】
・サイケデリックムーブメントの発生
・アンダーグラウンドカルチャー作品(魔術的なもの、ゴシック、バロック)

■書籍「情報の歴史」を読む(粟野先生からのお話)
・年表から情報を読みとる
・プリント参照のもと、人類と脳の進化について年表から学ぶ
・人類はどのように情報を記録し、伝達しはじめたのだろうか?
・イデオグラム(思考文字)・・・テレパシー?
(※参考:手塚治虫の「火の鳥」を読んでみよう!)
・フォノグラム(音声文字)/子音の発生
・ピクトグラム(刻線画)
・人類の脳の他、並行して石器の技法や儀礼と信仰も年表から読みとる
・※食人儀礼、丹色信仰etc

■マネージメント確認
・スカイプ
・メーリングリスト(グーグルグループ)
・ブログ(ブロガー)→議事録係を毎回指名します
・webサイトの立ち上げ
・MD研究(絵本プロジェクト)専用のノートをつくること


次回予告
4月28日(火)桑沢デザイン事務所にて 14時スタート
午後の時間をコアタイムとします。上智大学の方の授業の都合等により
若干メンバーの入れ替えがあります。次回は、
「情報の歴史」の年表を起こしとして、個々に受け止めた感情をオープンにしてみましょう。
物語をつくってもよし、レポートを書いてもよし、調査をしてきてもOK
それぞれが年表を読んで感じたことを形にして発表しましょう。

以上、議事録係:すずきでした!

第一回議事録

日時:2009年4月14日(火)13:20-16:30
場所:7-406
出席:粟野、糸長、大山、小野、折原、公文、坂本、清水、高澤、橋本、松田、三澤、谷中
書記:粟野

■(仮称)絵本プロジェクトについて
上智大学有志による次世代編集研究会Editonのメンバーとのコラボレーションで、webで発表・流通させられる「物語」を制作する。
Editonのメンバーは「編集者」、造形大メンバーは「作者」と固定すると「発注/受注」の関係に陥りやすく、それは避けたい。もっとインタラクティブな共同創造作業(お互いの立場が入れ替わるような)を模索し、誰かが損得を感じるようなグループワークではなく、誰もが個々に利を取って参加できる、よい意味でのエゴイスティックな集団となりたい。
「絵本」という名称により、いわゆるみんなが知っているpicture bookのフォ−マットに捕われないよう、小手先のバリエーションでお茶を濁すことのないよう、(結果、既存のフォーマットを採用したとしても)新しい発見や最適で必然がともなう提案となるよう、スタート地点の今は、勇気を持ってモヤモヤ状態にする。
次回、Editonとの合同会議では「情報の歴史」、私たちはいつ、語り始めたのか、いつ、記録し始めたのか、物語を語り伝えるという人類の仕業の始まりを探り、考えるところから始める。
Editonはこの3ヶ月のワークショップで企画書をたてているが、いったんそれは封印して、何もないところから何かが立ち上がってゆくプロセスを一緒に体験していきたい。


■コミュニティの創造と維持
tele-communication
有効化のためのネットワーキング
tele:-gram, -vision, -phone, -pacy,,,,
1)コミュニケーション・ツールで思いつくものをリストアップ
・直接会って話す
・電話
・手紙
・テレビ電話
・伝書鳩
・手旗信号
・モールス信号
・狼煙(のろし)
・テレパシー
・糸電話
・FAX
・skype(インターネット電話)
・電子メール(パソコン、ケータイ)
・チャット、BBS、メッセンジャー
・SNS
・グラフィック・チャット(共有手描きボード)

2)
電子会議ツールとしての利便性を評価
・電話(スピーカフォンで複数名で使う)
○素早い、直接
×番号にかける手間、顔が見えない

・skype
顔が見える、動画、いつでもどこでも無料、文字でチャットも、大人数で使用
×使ったことがない人がいる

・SNS
日常的にログインする習慣(mixiは登録している人が多い)→遊びの「ついで」に便利
アドレスを知らなくても連絡できる
画像を使いながら話せる(書き込める)
考えてから書き込める
記事を項目整理で残せる
フォトアルバム等
スケジュール共有ができるサービスも
×普及しているmixiは一人1アカウントのためプライベート使用と区分けできない
×電話とメールで足りる

・電子会議室
○ログインタイムが記録されるため、記事を見たかどうかが確認できる
○わざわざ、だからこそかしこまった雰囲気
○携帯でもパソコンでも運用できる
×わざわざIDとPWを取得するのが面倒→遊びの「ついで」にならない
×以前使用した電子会議室は、mixiと同じく、新規メッセージの投稿アナウンスメールだけがメンバーに届き、メンバーはログインして内部で記事ごとにツリー状に整理された記事の末尾にメッセージをつなげる形式だった。記事が埋もれやすく、またすぐにログインできない環境に居る場合はレスポンスが遅れる。


・メーリングリスト
全員に一斉告知しやすい
みんなすぐに使える
報告事項に適している
履歴が残る、保護ができる、持ち歩ける
特別に会員登録等が不要
×受身、返事が帰ってこない、返信のタイムラグ、
×自分に話しかけられている感じがしない
×読まれているか確認ができず不安

3)当プロジェクト運営では進捗諸相に応じて5段階を使い分ける
・直接会って話す
始動後しばらくは面識を深め、企画への意思疎通や共通理解を確認する
・skype
クイック・レスポンス
一カ所に集まれない場合で相談内容がまとまらない場合や急いで決断したい場合
・メーリングリスト
審議事項を投げかけ、熟考して回答する必要がある場合
・ブログ
アーカイブ(テキスト、画像、参照先URL等)
会議ごとの議事録と進捗状況を逐次公開してプロジェクトの存在を一般に予告する(要検討)
議事録に対しメンバーのコメントを集めて相互に認識を確認する
資料、参考事例等の情報交換とアーカイブ
・ホームページ(ウエブサイト)
完成品を広報するポートフォリオ・サイト